大富豪が実践しているお金の哲学 (冨田 和成著)

タイトルは若干釣り気味でも、内容は極めて「目からウロコ」の指南書!

タイトルは若干釣り気味ですが、内容は極めてまっとうで目からうろこの読者も多いのではないでしょうか。トピック数も多く、それぞれ数ページずつ簡潔にまとめられています。特に各トピックの冒頭に「一般人なら」「小金持ちなら」そして「大富豪なら」どうするか、どう考えるか、が示されていてその比較を見てから内容に進む形式になっていてスイスイ読むことができます。

日本人としての我々は慎ましやかで、わきまえる、といった美徳を持っています。そして、お金の話となるとつい節操がなく、品のないものとして捉えてしまいがちです。本書を読むことでそれらが日本人の美徳と富豪の振る舞いは矛盾しないことを感じられると思います。